最悪の状況から逃げない!周囲を巻き込みTV不況の最中ながら信頼を得た、ある女性エージェントの話 最悪の状況から逃げない!周囲を巻き込みTV不況の最中ながら信頼を得た、ある女性エージェントの話
STORY.2

最悪の状況から逃げない!周囲を巻き込み
TV不況の最中ながら信頼を得た、ある女性エージェントの話

インタビュアー:秋葉成美(クリーク·アンド·リバー社 2014年入社)

入社1年目でグルメ系Webサイト制作のスケジュール管理を経験。2年目からは編集ディレクターとして、グルメ・美容関連の記事制作などを主に担当しています。

リーマンショックという言葉を聞いたこと…ありますか?

簡単に言うとアメリカの投資銀行「リーマン·ブラザーズ」の破綻に端を発した世界的な景気悪化の事なんですが、これのマイナスな影響が日本のTV業界を思いっきり揺るがした事がありました。

TV業界への人材紹介·派遣などを事業の柱の一つとするクリーク·アンド·リバー社ももちろんこれに巻き込まれ、次第に番組予算が少なくなっていき、番組が終了に追い込まれてしまう。そして制作スタッフも辞めていくなか、新規求人募集ができない…という最悪の状況に陥ったんだとか。

そんな絶望的な最中。「人を派遣するんじゃない!番組を一緒に作るんだ!」と熱い想いで仕事に励み、それを成し遂げた女性エージェント 竹内 由希(たけうち ゆき)さん。

今回は彼女に当時のお話を聞いてきました。

相次ぐ番組終了…
制作スタッフも次々と辞めていくという最悪な状況

竹内

私が大阪支社での営業をスタートしたのはちょうどリーマンショックの翌年。相次ぐ番組終了で新規スタッフ募集ゼロ…という人材サービスの営業としては泣きたいような状況でした。

局に営業に行っても何も出来ない日が続いて…正直焦っていたんでしょうね。今思えば、「優秀な人を入れれば間違いない」と思って紹介した人材が、局に合わずに辞めてしまう…。みたいな酷いスパイラルにはまってしまっていました。

東京のTV局の担当営業として、当時既に実績と自信を持ち始めていたという竹内さん。関西支社への異動直後は、時期的な問題もありかなり苦戦を強いられたと言います。

紹介した人材も続けて辞めてしまったことがあり、クライアントからは「ちゃんと目利きしているの?」など厳しい言葉をもらってしまうことも多かったとか。

しかしそんな悪い流れの中、当時辞めてしまったスタッフに言われた“ある言葉”が、彼女の仕事を大きく変えていくことになります。

基本に立ち返る。能力よりも重要な「人と仕事の相性」を見つめて

竹内

辞めてしまったスタッフ達が伝えてくれた言葉がキッカケ…だったんだと思います。

皆さん口々に、「この番組、合わなくて…」と言っていたんですよね。スキルセットも、実績も、クライアントからの要求には合っているように思えたのに…です。

そこで思ったんですよ。「能力があるかどうか」よりも、「人と仕事の相性」をつなぐ側の人間が事前に知っていれば… って。

竹内

もう必死でしたね。クライアントのため、そしてスタッフのために目利きしなくちゃ!とがむしゃらで。

とにかくスタッフの「人となり」「番組作りの環境」を理解し、その上で「自分一人では決めない」ということを徹底しようとしました。

時には番組プロデューサーまで巻き込んで、エージェント会社とTV局の上下関係とか契約体制とか、そういうのをほぼ考えずひたすらコミュニケーションをとっていったんです。

竹内

特に心がけていたのは、丁寧になりすぎて本心が伝わりにくい言い回しをなるべく避け、自分の言葉で本当のことを伝えるということ。

スタッフの苦手とする分野といったネガティブな情報も、極力隠すことなくクライアントと会話していきました。

誰だって『いいことしか言わない人』より『正直で分かりやすい言葉を使う人』を信頼したいですもんね。

そう、当時を思い出しながら苦笑気味に語ってくれた竹内さん。

「いいところだけを語る」といういわゆる営業然としたコミュニケーションの取り方を変え、より親密に、より「一緒に作るパートナー」としての立ち方を取り入れていったんだとか。

実績と自身のスタイルを築き上げ始めていた彼女にとって、仕事のやり方を変えるのはなかなか勇気がいることだったそうです。

一緒に番組を作り上げる仲間になる。
そして生まれた『スタッフノート』

竹内

それからはもう思いっきり振り切った感じです(笑)

スタッフ全員が思っていることや考え、好みや生活の変化など、様々な情報をまとめたドキュメントを全員分作って、TV局の担当者に定期的に渡したんです。

で、「こういうのをやってくれるのはクリーク・アンド・リバー社だけだ」とTV局の担当者から評価を受け、更にオーダーも増え、他の提案も受け入れてもらいやすくなったように思います。

竹内さんが作成した『スタッフノート』の対象は最大時には50名を突破。

その全員分の思い、気持ち、好みや不安、不満などについて一人ひとり聞き出し、それを番組担当者にしっかりと共有していったそう。

これをキッカケに業界的にも非常に異例な「採用活動での番組ロゴを使用許可」を獲得。通常求人媒体などに番組ロゴを使うことを嫌う局の通例を超え、当時としては珍しい使用許諾を取り付けるなどの成果を上げていったんだとか。

並大抵の努力ではないですし、場合によってはそれ自体をあまりよく思わない声が上がったはず。にも関わらずそこまでの努力を続けていけた原動力はどこにあったのか?

さらに聞いてみました。

外部のエージェント会社の営業ではなく
「制作チームの一人」であるために

竹内

ただ人をかき集めて高いお金で派遣して、上手く行けば値段を上げて、ダメだったら次の人…。そんな仕事じゃ誰も幸せになるはずがないですし、何より「誰でもいいから人が欲しい」なんて現場は存在しません。

いい番組の裏側には必ずいいチームがあるんです。必要なんです。

なら、実際に働くスタッフをしっかりサポートできてこそ「外部のエージェント会社の人」から「制作チームの一員」に私自身もなれるんじゃないか?と考えたんですよね。

「外注先」ではなく「チームの一員」として。

そう決めた竹内さんの陰の頑張りはその後さらに実を結び、かつて「もう来なくていいよ」とまで言われたエージェント会社の営業が、一緒に番組を作るチームメンバーとして認められるまでになっていったそうです。

苦しい時こそ仕事を楽しむこと。
自分一人の能力の限界を超えるために

竹内

自分から動くこと。誰かを信頼すること。誰かと一緒にチームを作ること。これが出来てしまえば、仕事はどんどん楽しくなっていきます。

私の場合も、「やってはいけないこと」が極端に少ないウチの会社だからこそ…だったのかも知れないですね。

だから、自分で考えて自分で動ける。

日本一の番組に、私みたいになんの制作スキルも持たない人が入ってエージェントとして認めてもらえる。今はもう、仕事が楽しくて仕方ないです。もちろんしんどい事も多いですけどね(苦笑)

そう、締めくくってくれた竹内さん。

「自分で動けば仕事は楽しい」という彼女の言葉は、言い換えれば「自分でやりかたを決められる」という事。

「良い物を作りたい」「多くの人と一緒にチームを作って何かを成し遂げたい」などなど、ぼんやりとでも何かしらやりたいことがある人にとっては、クリーク·アンド·リバー社はチャンスだらけの環境と言えるのかも知れませんね。

映像やデザインやエンジニアリングなどの特殊能力を持っていなくても、「できる人とチームになる」ことができれば、日本一の番組作りのメンバーとして活躍することもできてしまう。

クリエイティブなチーム作りのプロというクリーク·アンド·リバー社の動き方に、もしちょっとでも興味を持っていただけたら、ぜひ説明会で。

お待ちしています。

編集:中村健太

インタビュアー:秋葉成美

ライター:平野翔子

カメラマン:杉澤玲奈、小林未歩

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